2013年4月 8日

任務外作戦


任務外作戦 上下巻
 マイルズ・ヴォルコシガンシリーズの新刊。作風はスタートレックを思いっきりハードにした感じ。SFとしてもドラマとしても最高に面白いシリーズですが、この巻が本国で発刊されたのが1999年で、それから十年以上たっての、ようやくの邦訳。どんだけ待たせるんだという感じですが、その面白さは保証付き。今回はグレゴール帝の婚礼準備と我らがマイルズ君の恋愛を含めたドタバタ劇で、宇宙戦争もなければ大規模な銃撃戦もなし。そのかわり、用意周到に罠をはるマイルズの目論見がつまらないことで泡と弾けたり、いままで添え物だったヴォルの政治がコミカルに描写されたり、喜劇要素の強い作品になっています。下巻の終盤には懐かしのタウラがでてくる番外編を収録。あと未翻訳なのは、Diplomatic Immunity、Captain Vorpatril's Alliance、Cryoburnの3作ですが、はやく翻訳してほしいものです。ただ、あとがきに次回予告がないんですよねえ。売れ行き次第ではシリーズを打ち切る気なのか......? Cryoburnは日系人惑星がでてくるらしいので、楽しみにしているんですが。