2013年4月 1日

政治的に正しい在特会のありかた

政治的に正しい在特会のありかた
 昔、知り合いに某利権団体を潰す方法を教えてくれといわれたことがあるんですが、そのときは、いわゆるその筋の方々が得意とする攻撃方法を教えた覚えがあります。それらは日本人的感覚では「汚い手段」ですが、目的を達成するのには効率がすべてで、手段が清かろうが汚かろうが、つかまらない範囲でやれば成功すると教えました。

 その汚い手段ですが、私が教えた方法はいわゆる在日の方々が得意としている方法です。実際問題、少数人数で圧倒的多数を動かすには、彼らのとっている方法は有効です。たとえば官庁に対するFAX攻撃ですが、知事なり市長なり公務員なりがポロッと口を滑らせたときに在日の方々から嫌がらせのように大量のFAXが届いて業務が中断するという話はよく耳にします。あるいは官庁の前で延々デモが続くとか。これらは法律違反ではありませんから取り締まれませんが、官庁側からみると業務が中断する実害を受け、それらの攻撃は官庁側が迎合するまで続きます。手段は汚いですが、少ない手間で目的を達成できる効率の良い方法です。
 まあ、FAX攻撃なりデモ攻撃は在日の方々が使う手段のなかでも比較的穏便な方で、もっと汚い手段もいろいろとあるのですが、最近になって在特会という組織が、在日が使う方法で、在日を攻撃するという事態が発生しています。

コリアタウン騒然!「国へ帰れ」在特会街宣、「恥を知れ」住民ら抗議 2時間"攻防"
http://www.wara2ch.com/archives/7014764.html
猪瀬都知事「新大久保での在特会の嫌韓デモは下品だが、在日韓国人らへの傷害などが発生せねば合法」
http://toanewsplus.blog60.fc2.com/blog-entry-1467.html
レイシストしばき隊「ネトウヨ・エセ右翼に言っとく、逮捕覚悟で実力行使する。遊びや憂さ晴らしじゃないんだ」
http://www.hoshusokuhou.com/archives/25192198.html
在特会を暴行した罪で韓国・在日関係者が大阪公安に逮捕されるwww
http://aresoku.blog42.fc2.com/blog-entry-3127.html

 昔なら考えられなかった、在特会のデモ攻撃が成立した理由は2つ。マスコミの影響力の低下と不況です。

 マスコミの影響力の低下というのは文字通りで、在日が関わる犯罪などを特に正当な理由もなくマスコミが隠していることが、ネットの普及で一般にバレたため、日本社会を特徴づける平等圧力が働いたことです。平等圧力というのは、たとえば暴力団を社会から排除する圧力であり、それはもっと具体的にいえば「社会に貢献しない組織や個人を社会から排除しようとする圧力」です。これを「妬み」とからめて悪徳として解説する向きもありますが、社会に貢献していれば逃れられる圧力です。たとえばアメリカ人はセレブの義務として寄付を位置づけています。つまり、それは日本に限らずどこの社会でも平等圧力というのは存在するのですが、日本は他国よりも社会構造がシンプルで民主的なため、圧力がかかりやすいという特徴があります。逆にいえば北朝鮮や中国のような利権まみれの独裁国では、社会的圧力はかかりにくいともいえます。ゆえにこれらの国では公害問題が解決しません。

 もう一つの不況については解説する必要もないでしょう。時間に余裕のある無職が増えれば、社会の不平等に目を向けて、政治活動をする人間も増えるというだけのこと。第1次世界大戦後のドイツがわかりやすいのですが、不況時に社会の問題がクローズアップされ、その問題解決を起爆剤にした政党が政権をとったことがあります。具体的にいうとナチス党とユダヤ問題ですが、それがその後、どのような展開をたどったかはご承知の通り。ではなぜユダヤが問題視されたかといえば、当時の文献を漁るとわかるのですが、彼らが社会貢献をしていないというイメージがドイツ人一般にあり、そこにつけこまれたからです。もちろん実像とイメージには格差があり、まったく社会貢献をしていなかったわけではないのですが、まったくの事実無根というわけでもなく、結果的にドイツ人過半数の合意としてそういうカテゴリに分類されてしまったのが、後のユダヤの不幸につながっています。

 さて、そうなるとカテゴリではなく、社会貢献の有無で物事を図ることが大事ということになりますが、そもそも在日というカテゴリは、社会貢献をしているのでしょうか? もちろんしている事例もあるでしょう。ですから、圧力をかけるべきは「社会貢献をしない在日」に絞るべきです。社会貢献といっても幅が広いので、どこでどう線引きするかによって答えは変わりますが、在特会が政治的に正しいスローガンを求めるのであれば「日本社会に貢献をしない在日は国に帰れ」とヤジるべきであり、それであれば在日も反論することができず、仮に反論しても世論の支持は受けにくくなるわけです。また、条件をつけてヤジっているのですから、どこでどう線引きするかで利権......もとい交渉が発生し、お互いに納得できる着地点が見つかるでしょう。
 逆に条件をつけないで、在特会がただヤジり続けた場合、問題は解決しないわけですから、そこから先に待っているのは在特会が在日に力で叩き潰されるか、あるいは在日を力で叩きつぶせるように組織が巨大化していくことになります(ナチス党もそんな感じで巨大化しました。在特会としてはこちらのほうが美味しいので、こちらを選ぶかもしれません)。もちろんそれは本来の目標を見失っているので、政治的に正しくない姿なのですが。

 上記はエイプリルフールに書いたネタなので本気にしないように。