2012年6月21日

trash.


trash. 3巻
 山本賢治原案の女子高生殺し屋マンガ。いやもう、山賢ってだけで買いなんですが、3巻はいつも以上に山賢で良かった。なにしろ今回の敵は5人組の女子高生殺し屋なんですが、その名も「殺戮戦隊ニクカイジャー」!! うわーすげー、さすが山賢だー。首チョンパで笑いがとまらねー的な、B級映画愛に満ちあふれています。ブラックラグーンのように、人がザクザク死ぬマンガが好きならおすすめだ!

ジゼル・アラン 3巻
 西洋の童話小説っぽいマンガ。13歳にしてアパートの大家になったジゼルが、町の何でも屋として繰り広げる大騒動ですが、今巻はクレープ屋の臨時店長を頼まれます。あいかわらず絵が細かく、そこを見ているだけで癒されます。しかし、電気も冷蔵庫もないこの時代に、果物がこんなにたくさん市場に出回っていたっけと......とツッコミいれるのはヤボかな。

ダブルマリッジ
 二ノ宮ひかるの新刊。少子化を解消するために、国会で重婚が審議されるなか、不倫中の男が重婚を真剣に考えるというあらすじ。なんというか、重婚は是か非かというテーマに正面から挑もうとして大失敗した感じ。敗因は、昔から男は頭で、女は子宮で考えるといいますが、旦那・妻・不倫女・外野の男女というキャラを衝突させて重婚は是か非かを口論させようとしているのですが、どのキャラも奥手で、相手を思いやってしまって口論にもならないし、話も噛み合わない。どのキャラもいいたいことをいいっぱなしにしています。そもそも、二ノ宮ひかるの持ち味はロジックではなく、感覚......つまり子宮で考えた結論をマンガで柔らかく伝えるところにあるのですが、それをこのテーマでやるには1巻完結では難しかったのかな。せめて3巻分あれば、噛み合わなかった話がだんだんと噛み合って、この人らしい結論が出たのかもしれない。そういうわけで、あまりおすすめはできません。