2010年2月 8日

ポニョをみた


ポニョをみた。
前評判でいろいろ酷評されていたけれど、実際に見るとトトロのような「童話がやりたかっただけ」という映画で酷評されるほどではなかった。
トトロのように筋のない映画ではなく、ポニョが人間になるという筋があるので、人間になるための儀式のようなものが中盤以降延々と踏まれていくので、トトロと比べるとスッキリしない。
それに前半は環境汚染や老人問題がどうたらという話が続くが、それは後半との違いを明確にするためのものと受け取るべきで、実際にあの汚い海の前半部分があったからこそ、後半のデヴォン紀の海が綺麗に見えたのだろう。しかし、それを観客側が気にする必要もないので、普通に童話だからなと受け流していくのが正しい態度か。
とはいえ、童話のわりに船や自動車の描写がえらくリアルで、そこだけ童話離れしていて雰囲気をぶち壊しているのが、趣味に走る宮崎駿夫らしい。

ポニョって何なの?全く訳分からん。とりあえず登場人物は全員死んでるだろw
http://ichisureichi.blog67.fc2.com/blog-entry-1583.html

これは、全員死んでいようがいまいが、童話だからどうでもいいのだと思うしかない。

最後に、せっかくのデヴォン紀の海が背景扱いで、いまいちパンチ力がなかった。
あの時代の生物とポニョがもっともっと絡んでいたら(腐海のオームとナウシカのように!)もっと説得力が生まれていただろうに。
そういう意味では絵コンテ段階で煮詰められていない、トトロの足下にも及ばない底の浅い凡作だった、といってもいいかもしれない。