2009年12月14日

群狼の機動艦隊


合体戦艦富士山出撃! 1巻
 46センチ単装砲を積んだ輸送艦改造の砲艦1隻と駆逐艦2隻、燃料輸送型潜水艦1隻が合体・分離を繰り返して敵を翻弄する話。むちゃくちゃですが、それなりに理屈は合っています。その狂った理屈が面白い。

列島大戦NEOジャパン 4巻
 未来情報とハイテクのおかげで無敵だった日本ですが、年月が進むに連れて想定外の事件が頻出するようになり、はじめての敗北を迎えます。戦争は技術だけでも、情報だけでもダメで、戦略がゆるんでいるとほかが圧倒的でも負けるという教訓が得られますが、教訓があっても実際にそれを生かせるかというと......バブル後の日本がダメだったように難しいという、わりとリアルな展開。結局、理想的な戦略を達成するために身内の犠牲もかまわず、という発想が日本人にはできないのかねえ。そんなことを考えさせる本でした。

群狼の機動艦隊 1巻
 群狼というから潜水艦メインかと思ったら空母メインの架空戦記だった。火薬発射型のカタパルト(巡洋艦につんでるやつ)を改良したものを空母の艦首下部甲板につけて2段空母化するというアイデアが面白い。上部甲板を短くせず、一度に発艦できて便利で、そのカタパルトが空母を狼にみたてると牙のように見えるから群狼。なるほどね。扶桑や山城を空母化する架空戦記はいくつかあるけど、そのなかではこれが一番説得力があります。期待しないで読んだらけっこう良作でした。